ひとりの日本人として

最近ネットの中で「日本はもう先進国ではなくなった」という内容の記事を時々見かけます。内容を見ると殆どは個人の年収が数十年増えていない事が理由の様です。拝金主義者が蔓延る現代ではその様な考えの人が多い事は分かります。

別視点で先進国について考えると現在の先進国の殆どが欧米に有り、白人主体の国家が殆どです。その中の多くの国が人口減少に苦しんできた過去が有ります。先進国とは発展途上国後進国が目指そうとするべき国であるべきですが、実際は先進国になっていくと国民は子供を産まなくなり、その先に有るのは人口減少による国の衰退です。

人口が減少した先進国の多くが進めた対策は移民受け入れです。そして移民として来る人達の多くは発展途上国後進国の人達です。人種、民族、言語、宗教等様々な違いが有る国の人達が来ますから、当然それまでの国民と衝突が起きます。又、先進国の殆どは民主主義国家ですから人数の多さで全てが決まってきます。元々の国民は子供を産まなくなっていますが、移民として入って来た人達は多産の民族が多いようです。10年~20年ではあまり変わりませんが、時が経てば経つほど国名は同じでも国民の人種が変わってくるのは自明の理です。そして国内の人種が増えるほど混沌として国力は落ちていきます。

20~30年前には発言する人達の多くが人種差別はもう無くなっていると言っていましたが現在の状況はどうでしょう。今回のロシア侵攻での世界の報道で判明した通り、普段は隠している白人からの人種差別発言が次々と出ています。差別発言をするのは現在の強い人種です。そして強い人種とは武力もそうですが人口でも有ります。この様に考えると今後、世界を指導していく国が分かってきます。即ち自国の民族だけで人口を増やす事が出来て移民政策をする必要がなく武力が強い国です。

他に先進国の国民がよく言っているのが男女平等、男女同権、最近ではLGBTの問題が有りますが現在の世界の趨勢を人口で見たら、独裁者が統治する国、身分制度のある国、男女差別をしている宗教の国等、男女平等、男女同権、LGBT等の問題を考えない国々の人口が激増している現実があります。

今、ロシアのウクライナ侵攻が話題になっていますが、同時期に中東やアフリカで他国にミサイルを撃ち込んだ国が複数ある現実があり、又最近20~30年の間でも戦争、内戦、紛争で1000万人以上の人達が亡くなっている現実があります。

勿論、今回は核大国が起こした侵攻ですから心配なのは分かりますが、核大国同士が反目している状態が数十年続いている以上いつかはこの状況が起こる事は分かりきっていた事です。

この様な状況の時に日本がどうするべきかを考えたら前回書いたように一日でも早く自立する事こそが最重要であり、事情が分からない他国同士の争いに口をはさむ武力も能力もない現実を理解すると同時に、他国に飲み込まれないような力をつける事が必要だと思っています。そしていずれ衰退していくであろう先進国で有る必要は無いのではと思っています。