ひとりの日本人として

現在の世界と日本の状況について書いておきます。 

世界には様々な国が有り国としては200ヶ国位、人口は80億人位と思っています。

国々の纏まりで一番大きい組織は国際連合ですが、この組織は5つの常任理事国が2対3に分かれており、大きな国際紛争には全く機能しません。又、日本は国連負担金を世界で3番目に多く拠出していますが、国連憲章敵国条項で敵国扱いのまま現在に至っています。

次に多くの国の組織はアフリカ連合で55か国が加盟しています。人口は13億人位と言われています。

次に多くの国の組織はイギリス連邦で、50数か国が加盟しており人口は24億人位と言われています。

次に多くの国の組織はNATO北大西洋条約機構)で、北米の米国とカナダ以外は欧州の多くの国であり、30ヶ国が加盟しています。人口は10億人位だと思っています。

次に多くの国の組織はEU欧州連合)で27ヶ国が加盟しており人口は5億人位です。よくマスメディアが「世界では」と言っている世界とはこのEUとイギリス、米国、カナダの事だと思っており、総人口は10億人に届きませんから世界人口の8分の1の人々の中の一定の割合の人達の事を「世界がこう思っている」とか「世界の基準がそうなっている」等言っているだけです。

他にも米国カナダメキシコで協定を結んでおり、南アメリカ大陸はブラジルを中心に纏まっており、中東とアフリカ諸国の石油産油国OPEC石油輸出国機構)を作っています。東南アジアで10か国で東南アジア諸国連合を作っています。イギリス連邦4ヶ国と米国とで5アイズと言う強力な同盟も有ります。他にも有ると思いますがその他は知りません。

ロシアも近隣諸国と独立国家共同体を作っておりロシアを含めて9か国が加盟しています。人口は2億4千万人位です。それ以外にもロシアを含めたBRICSという組織が有ります。ブラジル、ロシア、チャイナ、インド、南アフリカ共和国の5か国で構成されており、毎年首脳が集まって会議をしています。人口は30億人位です。それ以外にも特定の国々が国連の「ロシアによるウクライナへの侵攻」に対する、ロシア非難決議に反対、棄権、態度保留しており、国数では賛成が圧倒的ですが人口では差が有りません。この状況で、どの様な制裁をしても即時解決出来るとは思えません。勿論、今の時代にどのような理由が有ろうとも他国への侵攻が許される筈も無く、1日でも早い解決に向けて努力する事は当然ですが、今の日本が何を言っても相手にされない事も当然の事です。

日本においても、他人事ではなくすぐそこに危機が迫っている事は充分考えられます。政府も様々な対応を考えていると信じていますが、今の日本ではどうにもなりません。政府が不甲斐ないのではなく国民が不甲斐ないだけです。どうすれば良いのかは誰でも気付いている筈です。個人として自立し、国として自立する事です。その為には何をしないといけないのかは分かり切っています。国民が「自分の命は自分で守る」「自国の安全は国民が守る」「自国の未来は国民が決める」という覚悟を持つべきです。勿論、その為に様々な障害が起きる事は分かり切った事です。