ひとりの日本人として

日本人は行動する時の基準を「善悪」で判断すると思っています。今からする事は正しい行為かどうか、恥ずかしい行為かどうかを基準にしている民族です。勿論、衣食住が足りている事が前提です。戦後しばらくは足りていませんでしたからその時の基準は「生死」であり「損得」であったと思っています。又、前にも書いていますが10人居れば1~2人は変なのが居ますから、現在でも日本人全体ではそれなりの割合の人達が別の判断基準で行動しています。

では世界の人達はどうかと考えますと、世界には飢餓人口が8億人以上いるとの統計が有りますから、該当する国々の行動基準は当然「生死」であり「損得」だろうと思われます。そのような人達が世界全体に占める割合は誰にも分かりませんが、個人的には2分の1以上の人達は「生死」か「損得」を行動の基準にしていると思っています。

世界一の人口を持つチャイナは「損得」と「強弱」を基準に行動している民族だと思っています。自国にとって損であれば約束を破っても得を取り、援助したり助けたりする時も必ず損をしない様に見返りを求めていると思っています。軍事力が弱かった時代は大人しくしていましたが、軍事力が強くなった今は近隣諸国と領土問題等でやりたい放題の状況ですから間違いないと思っています。

朝鮮人も「強弱」を基準に行動している民族だと思っています。自国が弱い事を知っているので、常に強い国に擦り寄ります、強い国が弱ってきたら何の戸惑いも無く切り捨て別の強い国に擦り寄っていきます。逆に弱い国に対しては強気で接してきます。そこに日本人が考える「善悪」の概念は無いと思っています。有るのは強い=善、弱い=悪という概念です。日本に対して強気なのは日本が弱い国だと思っているからです。約束を守るという概念は有りませんし、約束を破って悪いと思う概念も有りませんから、日本が強い国にならない限り永遠に日本=悪と思って接してきます。

ロシアも「損得」と「強弱」を基準に行動している民族だと思っています。日本人なら誰でも知っていなければならない、先の大戦で日ソ中立条約を一方的な破棄した事実、日本国内の様々な地域に攻め入り多くの日本人を殺害した事実、日本領土を不法占拠している事実、日本人を捕虜としてシベリアで強制労働させた事実、そこで多くの日本人が亡くなったり苦難の生活をさせられていた事実、等を考えれば異論の余地は有りません。

他にも書くべき国々が有りますが、これ以上書くと「首輪をつけられた肥った豚」の話をしなくてはなりませんから、今回はここ迄としておきます。

上記のように考えていきますと、「善悪」を行動基準にしている民族は世界中で日本人以外には殆どいないのではと思っています。

 

ここで日本国憲法の前文の一部を抜粋して書いておきます。

「日本国民は、恒久の平和を念願し、人間相互の関係を支配する崇高な理想を深く自覚するのであって、平和を愛する諸国民の公正と信義を信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。われらは平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」

この憲法平和憲法と言い、改正しなくてよいとか、改正を急ぐ必要は無いと言っているのが現在の日本国民です。