ひとりの日本人として

人間はひとりでは生きていけない生物です。ひとりでは敵わない相手(自然、猛獣、細菌、ウイルス等)に対して、集団で立ち向かいある程度は成功し今では地球上の生物の頂点に立っています。又、生きる為に必要な役目(生活全般)を分担した便利な社会を長く続けた結果、現在ではひとりで生きる為に必要な能力が著しく低下しています。

人間が生きて行く時の考え方として「集団主義」と「個人主義」がある場合、当然「集団主義」の方が力を発揮できる利点が多くあります。そして日本人は世界でも数少ない「集団主義」の考えを持っている民族です。それに加えて、日本人は他の民族にない能力が有ります。

他の民族は職種によって全くやる気のない人達が多いが、日本人は如何なる職種に就いても真摯に取り組んで真面目に仕事をする民族です。

日本人は手先が器用な上、正確性を大事にし工夫して物を作る能力が有る為、様々な技術を持っていて高品質の製品を作れます。

日本は自然災害(地震、台風等)が非常に多い為、絶えず被害を受けておりその都度立ち直り前に進んでいます。先の戦争でも東京を始め多くの地域が焼け野原になり、餓死者が1000万人は出ると言われた惨状から70数年で現在の状態にした事から分かるように、我慢強く何が有っても立ち直れる民族です。

これからの日本が劣化して普通の国になる可能性は次の三つの要素が考えられます。

①左翼思想の人達(個人、平等、権利、自由を大切にする人達)が個人主義になりその人数が日本人の殆どになった時。

②欧州の国々のように多くの移民を受け入れた時。

③政治家の多くが国益を損なう考えで政治をした時。

以上のように思っています。