ひとりの日本人として

先回の記事で最近20~30年の間に世界中で1000万人以上の人が戦争、内戦、紛争で亡くなったと書きましたが、その殆どがアフリカ大陸で起こっています。それならアフリカ大陸の人口は減っているのかと見ますと、最近20~30年の間に人口が6~7億人から13~14億人と倍の人口になっています。勿論、2020年の新型コロナウイルス感染が世界中に広がった年も全く問題なく例年通り人口が増加しています。

日本を見ると30年前と比べて人口は増えておらずここ17年は減り続けています。勿論、其々の国において適正人口が違い、機械化等で人の仕事を機械に任せられる時代ですから、一概に人口を増やす事が必要だとは言いませんが、少なくとも地球という器が決まっている以上人口が減少している民族と増加している民族を考えたら人口が増加している民族の方が世界の中での発言力を増していく事は自明の理です。

日本人の殆どの人達が、国の形態は「民主主義国家」が一番良いと考えているでしょうが、現実は多くの「民主主義国家」が人口減少に悩み、他の形態の国家からの移民を受け入れたりしています。

日本においても人々は「権利」と「自由」を声高に叫び多くの男女が結婚をしない選択をし、結婚しても女性は子供を産まない選択や、産んでも少人数しか産まなくなり、男性は国造りの現場作業を嫌がり、その仕事の担い手が不足して外国人を研修という名の下に呼んで働かせている状態が増えています。どんな現場作業にも必要不可欠な専門的技術や知識が有ります。そのうちに国内の土木建築等の現場作業で必要な専門的技術や知識を、研修に来た外国人から学ぶ為に、その人達の国に日本人が研修に行く時代が来るのではと思っています。

次に、拉致された日本人をそのままにしているという現実がどういう意味を持つのかを書いていきます。

第一に、日本に住んでいる国民が拉致されるという事は、「平和憲法」が近隣諸国から 

    の侵略に全く役に立たないと同時にそのような行為を推進する憲法だという事

    です。

第二に、米国との安全保障条約が全く役に立たないという事です。

第三に、国民の安全と財産を守るべき国家が機能していないという事です。

第四に、国民が何もしないという事は自分自身が同じような境遇になっても他の国民は      

    誰も助けないという事です。

以上が日本と言う「民主主義国家」の現実です。