ひとりの日本人として

新型コロナウイルス騒動で、困窮している会社や個人に対して政府が様々な対策を進めようとしていますが、これもマスメディアを始めとして野党や個人がネット等で非難しています。

中小企業や零細企業、個人事業主等が今回の騒動が原因で、倒産や破産にならないようにする為、給付金を渡す救済対策で、その対策事業を請け負った企業がそのまま下請けに丸投げして差額の20億円を「濡れ手で粟」のぼろ儲けをしているとか、大きな打撃を受けた観光業を救済する為、国民の旅行代金の一部を補助する対策で、事務委託費として3000億円が支払われるのはおかしいとか言われています。

私達一般庶民は、其々の事業を請け負った企業が具体的にどのように進めていくのかが全く分かりません。支払われる金額が正当なのか多すぎるのかも全く分かりません。

請け負うにあたって、具体的に仕事のやり方や進め方の能力を持っていない企業に任せたら事業を進める事が出来ないのは明らかです。一方から見たらぼろ儲けをしていると見えますが、反対側から見ると、必ず批判や不満が出るであろう事業を引き受ける事は、「火中の栗を拾う」行為ではないかと思っています。

但し、ここで最優先に考える事は、困っている会社や個人に出来るだけ早くお金を届ける事ではないのでしょうか。ぼろ儲けがけしからんとか、事務委託費が多すぎるとか、騒げば騒ぐほど其々の対策が停滞して、結局困るのは出来るだけ早く給付金を貰い、倒産や破産を避けたい会社や個人です。其々の対策を終わらせてから、其々の疑惑を追求する事は出来ないのでしょうか。余計な支出は税金の無駄遣いとか言う話ですが、世間一般の会社は利益が出なければ仕事を受けません。其々の20億円や3000億円が妥当なのか不当なのかは、詳しく精査したうえで判断しないといけないと思っています。