ひとりの日本人として

私はマスメディアが組織としての意見を持つ事には反対ですし、危険でも有ると思っています。

マスメディアで働いている社員は其々自分の意見を持つ事は当たり前ですが、組織として意見を持つと、その意見に沿った報道や記事を発表する様になります。それがいずれは、捏造報道、誘導記事、印象操作等に繋がっていくと思っています。マスメディアの報道や記事を信じてその意見に沿った行動を国民がした時、責任はその行動をした国民が取らなくてはなりません。

何度も書いているように、マスメディアの仕事は、公平に事実を出来るだけ詳しく伝える事と意見が割れる時は、其々の主張を報道して判断を国民にさせる事だと思っています。

よく街角調査と称して国民の意見を聞いたような報道や記事が有りますが、時として一方的な方向の意見しかないような不自然な結果が発表されていると思っています。

例を挙げると、今回問題になっている検察官の定年延長の法律に関しても反対の意見ばかりで、賛成や分からないとの意見が全くと言っていいほどテレビ等の中で見当たりません。では国民全体が反対なのかと思うと、ネットをしている人なら分かりますが、この法律に賛成の人も多くいますし、個人的にはこの法律賛成の人の方が筋が通っていると思っています。

話は変わりますが、今日本の麻雀人口は500万人位だと言われています。パチンコ人口は1000万人弱位だと言われています。麻雀の場合は競技麻雀が流行っていますから、お金を賭けないでする人も居ると思いますが、競技麻雀が流行る前にはお金を賭けて麻雀をする人達が殆どでしたし、パチンコの場合は、出玉をお金か景品に換えない人を知りません。今回責められている人の職業がどうだとか今の時期にとか言っていますが、それほど目くじらを立てて非難する様な事だとはとても思えません。個人を集団で非難する様な事だとはとても思えませんし、非難をしている人達には「水清ければ魚棲まず」の諺を贈りたいと思ってます。