ひとりの日本人として

少子高齢化と人口減少が問題だと言われ続けていますが、本当に問題なのでしょうか。

今の日本の人口が適正かどうかの判断は誰がしているのでしょう。日本の国土面積が変わらないのなら、人口を永遠に増やし続ける事は出来ません。今の人口が多すぎるのであれば、良化していると判断し、今の人口が少なすぎるのであれば、悪化していると判断するべきですが、そもそも日本の人口の適正値は誰にも分からないのですから問題とは言えないと思っています。

2008年を境に日本の人口は減り続けていますが、2008年と2018年を比較して、実質及び名目で国内総生産は増加しています。

労働力人口も、外国人が増えていますから実態は分かりませんが、労働力調査では女性や老人の働く人が増加しており、総数では増えています。

今後の日本社会は、人工知能や自動で動く産業用機械等が発達して、ますます単純作業等で人がいらなくなっていきますから、今以上に人の働く場所が少なくなります。

・明治初期の人口は3300万人位でした。大正初期の人口は5000万人位でした。昭和初期は6000万人位でした。平成初期は12300万人位でした。

・昨年、日本の食糧自給率は66%(生産額ベース)です。飼料自給率は25~6%です。明治初期までは鎖国をしていたので、栄養状態を考えなければ、食糧自給率や飼料自給率はほぼ100%でした。

・世界の人口は75~6億人位と言われ、毎年増え続けていますが、飢餓の状態の人が8億人以上いて、ここ3年増え続けているそうです。

こうして考えていきますと、日本の人口減少を深刻な問題だと心配せず、今の内は自然に任せていけば良いのではと思っています。