ひとりの日本人として

現在、世界には多くの国が在り、多くの民族が住んでいます。

其々の国や民族が今有るのは、今迄の歴史の中で戦って勝ち抜いてきた結果だと思っています。言い換えれば他の国や民族を侵略し勝利したからこそ現在残っているのです。

過去多くの文明が繁栄し衰退していきましたが、繁栄して行く過程で他の国や民族を侵略しており、衰退していく過程で他の国や民族から侵略されています。最初は小さな集団同士が争い、勝った集団がおおきくなって国を創ってきたと思っています。

日本を例にすると、先祖は弥生人縄文人だとの定説ですが、小さい集団同士で争いながら、徐々に大きくなり、最後に勝った集団が国を創って来たと思っています。長い年月の間に民族同士の融合が有って、今の民族になったと思っています。

先の第二次世界大戦が終わるまでは、「侵略=悪」との認識はどの国にも、どの民族にも無かったと思っています。有ったのは弱肉強食の世界で、弱ければ侵略されて植民地となり、人々は奴隷にされたり略奪され続けるだけになっていた現実が有りました。勿論、植民地にされた国(民族)も植民地にされる迄は、他の弱い国や民族との戦いをして勝って来たと思っています。戦争前は東南アジアで独立国といえば支那とタイ位で、現在東南アジアに有るその他の国は全て白人国家の植民地でした。

 

今80歳位迄の日本人は、最初から戦後教育を受けて育った人達です。戦後教育には、様々な問題が有りますが、その一つとして「日本は他国を侵略した悪い国」だと教育された事が有ります。他国の教育は分かりませんが、少なくとも「自国が他国を侵略した悪い国」だと教育している国は殆ど無いと思っています。まして他国には、自分の国の代表者に「自国は他国を侵略した悪い国だ」と言えというような国民はいないと思っています。