ひとりの日本人として

今の世の中、知らない他人を信用する人は殆ど居ないと思っています。これだけオレオレ詐欺だ通り魔だとか様々な事件事故が、マスメディア等で報じられているので当然の事です。それなのに信号とか横断歩道を渡る時には知らない他人を信じてしまっています。

交通事故に遭った時に、運命だと達観して誰も恨まない人はそれで良いのですが、そんな人はまず居ません。殆どの人が、信号を守っていたのにとか、横断歩道を渡っていたのにとか、歩行者優先なのにとか言って相手を責めると思っています。

相手が眠っていたり、病気等で気を失っていたりしているかもしれません。

相手がよそ見をしているかもしれません。

相手が信号を見落としているかもしれません。

相手が酒を飲んで酩酊状態で運転しているかもしれません。

携帯電話等を見ながら歩いている愚かな人達はどうでもいいですが、少なくとも事故に遭わないようにと思っている人は、道を渡る時は左右だけでなく前後も見てから、出来るだけ早く渡り終えるようにすることが必要だと思っています。右を見る時でも、車が近づいて来ているなら止まりそうかを確認し安全を確かめてから渡り始め、途中で左を見て同じ様にして渡るようにすることです。事故に遭ってから反省しても遅いのです。

また、飛び出したりして自分の不注意で事故が起きた場合は、自分が死んだり怪我をすることは自業自得で当然ですが、相手の人生も変えてしまう事をしっかりと認識して貰いたいと思っています。