ひとりの日本人として

ようやく日本国内や海外で、日本の昨年の総死者数が前年より減少している事が少しづつ話題になって来たようです。最近のネット記事で数値が発表されています。この数値は速報値同士の比較ですが、毎年の速報値と確定値の其々の差に大きな違いは有りませんから概ね大勢に影響が無い数値だと言えます。ちなみに昨年の確定値は今年の9月頃に出ますのでその時点で正確な数値が確定します。

現在での最も確定値に近い数値は、2019年の確定値1381093人に対して2020年の速報値(2020年9月迄は確定値に近い数値を使い、その後の3か月は速報値を使っています)は1372920人で8173人減少している事になっています。

以前にも一部を書いていますが最近10年以上、年間総死者数は毎年増加ていて減少している年は有りません。ここ5年位は毎年の総死者数が20000人位ずつ増加していますので、2020年の年間総死者数は1400000人位で予想していましたが、その数値から計算しますと27000人位、亡くなる人が減少している事になります。

亡くなった人の特定は出来ていますが、運良く亡くならずに済んだ人を特定する事は永遠に出来ませんので実感がわきませんが、この事実は大変な事です。27000人位の人が亡くならずに済んだと大喜びする話です。勿論、厚生労働省の統計が間違っている可能性や、偶々昨年が死者数が少なくなる年だった可能性は0ではありません。