ひとりの日本人として

2020年全体の人口動態統計の概況(日本にいる日本人全体の数値)が発表されていましたので、昨年の日本人の総死者数について書いておきます。概況の数値は毎年9月に発表される前年度の(確定値)と殆ど変わらない数値です。ここ5年間(2015年~2019年)の毎年の死者数(確定値)は、今年1月15日の記事で書きましたが例年通りの推移でしたら、2020年の総死者数は1400000人位になっていたと予想していましたが、概況の数値では2020年の総死者数は1372648人となり27352人死者数が予想より少ない状況になりました。2019年の総死者数1381093人と比較しても8445人減少しています。一部の項目を書き出しますと

              2019年    2020年

新型コロナ陽性者の死者数     0人→   3491人

インフルエンザの死者数   3575人→    954人

肺炎の死者数       95518人→  78445人

老衰の死者数      121863人→ 132435人

総死者数       1381093人→1372648人

・2020年のインフルエンザ死者数の殆どは1~3月に亡くなっています(898人)。 

・肺炎の死者数が激減しています。

・多死社会ですから老衰による死者数は増えています。ここ5年間は毎年20000人位ずつ総死者数は増加してきています。

・2020年に亡くならずに済んだ27352人については永遠に生きられる筈も無いので、2021年の総死者数予想は当然1420000人~1447352人の間で予想するのが妥当です。