ひとりの日本人として

人間と言う動物は、いつも他人と比べたがる動物だと思っています。

他人と比べて自分が優れているとわかったら優越感を持ち、自分が劣っているとわかったら劣等感を持ちます。酷い人は妬みや嫉みを持ち、自分より優れている人を陥れようとする事まで有ります。

又、人間は自分の頭の上を飛んでいる蠅は見えませんが、他人の頭の上を飛んでいる蠅は見えますので、事情も分からないのに自分に関係ない他人の事に口出しをします。自分と全く同じ考えの人は、この世には自分しかいないのに、自分の考えが世の中の常識だと思っています。「一を聞いて十を知る」ような聡明な人は人間にはいません。

ネットに多くの事件や事故の記事が載っており、そこのコメント欄に様々な意見が書かれています。其々の事件や事故の個々に、他人ではわからない背景や事情が有り、ほんの一部だけが記事に書かれているだけです。

コメントを書く人は、コメントで日頃のうっ憤を晴らしているのかわかりませんが、その事件や事故の裏には他人にはわからない背景や事情が有る事を考えて、書いてもらいたいと思っています。