ひとりの日本人として

今回は新型コロナウイルスについての記事です。

新型コロナウイルス感染についてのマスメディア等の発表数値が出鱈目ですから死者数以外は書くつもりは無かったのですが、同じ条件での比較であれば少しは参考になると思い書いてみます。又、ワクチンについても外国のようにコロナ騒動が終息していくと思って書かないつもりでしたが、終息しそうにないので前言撤回して書いていきます。

厚生労働省アドバイザリーボードから、年代別新型コロナワクチン接種者の数値発表の一部を抜粋して書いてみます。7月3日時点で7月1日~7月3日迄の3日間のPCR検査陽性者の内70~79歳迄の数値です。(現在判明している最新の数値です。検査日と判明日との間に日にちのずれが有ります。人口は7月3日時点です)

 未接種者 870902人  新規陽性者  86人で10万人当たり 9、9人

2回接種者 619592人  新規陽性者 150人で10万人当たり24、2人

3回接種者14704120人 新規陽性者1463人で10万人当たり 9,9人

接種歴不明者の        新規陽性者 492人です

以上となっています。見て貰えば分るように

7月1日~7月3日の3日間は70歳代に限ってみればワクチン未接種者とワクチン3回接種者は同じような割合で感染しています。

未接種者と2回接種者との比較では2回接種者の方が2倍以上多く感染しています。もしワクチンの効果が全く無くなっただけであれば未接種者と同じ位の感染割合になっている筈です。

接種歴不明者の492人については6月9日の記事で書いたように接種したと回答しても接種日が不明と答えた人は接種歴不明者の数値に入っていますから、2回~3回接種者の新規陽性者数と10万人当たりの陽性者数が増える可能性が高いと思っています。

未接種者と接種者で其々に新規陽性者が出ていますがその症状に違いが有るのかどうかが全く分かりません。個人的には未接種者と接種者との比較で重症化率や死亡率が違うかどうかの統計が最も必要であると思っています。ただしこの統計は出来ないのか、出来るけどしないのかは別にして間違いなく発表される事は無いと思っています。

60歳代においても同様の傾向が出ています。書いていきますと、(未接種者は1642151人、新規陽性者は210人で10万人当たり12、7人)(2回接種者は1008237人、新規陽性者は302人で10万人当たり29,9人)(3回接種者は12832155人、新規陽性者は2131人で10万人当たり16,6人)(接種歴不明者は705人)です。

80歳代は全く違う状況です。書いていきますと(未接種者は65554人、新規陽性者は62人、10万人当たり94、6人)(2回接種者は432586人、新規陽性者は82人、10万人当たり19、0人)(3回接種者は8529292人、新規陽性者は817人、10万人当たり9、6人)(接種歴不明者は297人)です。

60~79歳迄と80歳代との間にこの様に全く違う結果が出ているのは何らかの理由が有ると思っていますが現在では分かりません。勿論、たった3日間だけの統計では結論を出すのは早計ですが、厚生労働省の不祥事(接種者数の統計ミス)後の統計は5月11日分からしか存在しませんので、少なくとも現在は高齢者へのワクチン接種推奨は延期するのが妥当だと思っています。