ひとりの日本人として

日本ではインフルエンザが流行していた年には、身体に発熱等の症状が出て医者に診て貰った人が年間で1000万人位います。この数値は厚生労働省の統計等からみても妥当な数値です。勿論、発熱等の症状が出ても病院等に行かなかった人や、症状が無くてもインフルエンザウイルスに感染していた人達が多くいた事は想像できますから、実際の感染者は1000万人どころではなかったと想像できます。現在の様に症状のない人も検査していたら2~3倍の感染者が出ていても不思議ではないと思っています。

2020年初頭に新型コロナウイルス感染が流行しはじめて、現在迄続いています。2022年2月13日時点で発表されている感染者の累計は3927097人です。勿論何度も書いているようにこの数値はPCR検査で一部の人を調べてその中から陽性になった人を合計しているだけですから全くの出鱈目な数値です。実際はインフルエンザ並みの感染者数だと言われても驚きませんが、正確な日々の感染者数を把握するのは物理的に不可能です。

2020年は新型コロナウイルス感染に治療薬が無く、殆どの国民がワクチンを打てなかった年です。その年には新型コロナウイルス陽性者が3491人亡くなり、日本全体の年間総死者数は前年に比べて8338人減少しています。

2021年は新型コロナウイルス感染に治療薬が複数出来、国民の8割の人がワクチンを打った年です。その年には新型コロナウイルス陽性者が14901人亡くなり、日本全体の年間総死者数は前年に比べて60000人以上増加していると思われます。確実な数値は今年の9月にならないと分かりません。

厚生労働省からワクチンを打てば重症化率や死亡率が下がるとの発表も有りますが、2020年と2021年を比較すると全く正反対の結果が出ています。

2020年と2021年の違いの一つにPCR検査数が有ります。2021年の方が遥かに多い検査数です。2~3倍どころでは有りません。そしてPCR検査数が増えれば陽性者数が増え、陽性者数が増えれば死者数も増えています。