ひとりの日本人として

コロナ騒動の記事の中に、他国と比較する記事が多々有ります。他国の多くは日本より酷い状況になっているようです。その記事を見て、日本と感染者数や死者数を比較し、日本も同じような状態になるのではと心配する人達がいます。

日本人と同じ状況の国は、世界中で日本だけですから、比較すること自体無駄な事だと思っています。

人種、民族、国民性、医療水準、気候、衛生状態、生活習慣、国の立地条件等、多くの違いが有る中で、一つの感染症について比べる事は出来ないと思っています。

人種、民族で、免疫力やウイルス耐性が違うかもしれません。

国民性だけでも、統計が正確でない国や、捏造した数値を発表している国が有るかもしれません。

医療水準も、満足に対応できない状態の国が有るかもしれません。

気候(温度、湿度、その他)だけでも、ウイルスの人に与える影響が違うかもしれません。

衛生状態や生活習慣でも、ウイルスが蔓延する状況が違うかもしれません。

国が陸続きか島国なのかで、ウイルスが蔓延する状況が違うかもしれません。

 

日本についてはっきりしているのは、昨年一年間、殆どの国民が我慢をし、多くの人達が仕事を無くした結果、20000~40000人の人達が亡くならずに済んだと言う事実があるだけです。

経済でも人は死にますし、倒産や生活苦という後遺症が長く続きます。新型コロナウイルス感染症が流行した以上、その病気と付き合うしかありませんが、インフルエンザが流行していた時には、行動規制や緊急事態宣言など考えもしなかったはずです。

インフルエンザが流行していた時には、感染判明者が一日平均で8~9万人出ており、その全ての人が症状が有った人達です。新型コロナウイルスの場合は、症状が無い人も含めて一日に多くて数千人です。死者数についても、インフルエンザの死者数は、医者が死因と判断して届け出た死者数ですが、新型コロナウイルスの死者数は、ウイルス検査で陽性になった人が亡くなったら死因に係わらず、全ての人数を死者数に入れていますから、その事を理解したうえで判断するべきです。

身体の具合が悪くなったら、気兼ねなく病院へ行けて、医者の判断で入院が必要なら入院出来た頃に早く戻りたいものです。