ひとりの日本人として

今回も新型コロナウイルスについての記事です。

世の中には、それぞれの専門家と言われる人達がいます。今回の新型コロナウイルス騒動では、感染症の専門家が様々な場所(ネット、テレビ等)で話をしています。

9年前の東北大震災の時に私達日本人は、多くの犠牲を払って多くの事柄を知りましたが、その中のひとつに、専門家も立ち位置の違いで、全く意見が違ってくるのだと言う事です。当時は原子力の専門家、放射線の専門家等が、全く正反対の意見を言っていたのを思い出します。今回の騒動でも悲観的な考えの専門家は、悲観的な未来予測をし、楽観的な考えの専門家は、楽観的な未来予測をしていると思っています。確かな事は、何度も書いているように、確実な未来が分かる人は世界中を探しても1人もいないと言う事実で、例外の人はいません。国民の不安を少しでも和らげる為には、人を不安にさせようとするマスメディアの報道姿勢を是正する事が必要だと思っています。

最近の例では東京都についてのウイルス感染報道の中で、「東京都の新型コロナウイルス感染による死者数が100人を超えました。又、新たに感染確認された人が103人増えました」とあり、それまでの報道では「東京都で新たに新型コロナウイルスに感染確認された人が7日続けて100人以上出ています」とありました。総検査数や陽性率を無視して書いているのですが、それなら、100人以上確認されたのも確かですが少なくなっているのも確かですから「感染爆発している多くの国々とは人数の桁が全く違いますが、東京都の新型コロナウイルスに感染して亡くなられた人が100人を超えましたが、今日感染確認された人数は、103人で少なくなっています」と事実を報道するべきです。

新聞テレビ等しか情報源が無い人達は、日本人の中にどれくらいの比率で居るのかは分かりませんが、その人達にとって大事な情報源であることを、新聞テレビ等の仕事に従事している人達は肝に銘じて、不安を煽るのではなく、国民の為になる正確な情報を発信して貰いたいと思っています。