ひとりの日本人として

今年も10日以上過ぎましたので、昨年の日本の総死者数について途中経過を書いておきます。現在は2020年10月末迄の速報値しか分かりません。2020年全体の速報値は今年の3月位になる予定です。

最初に書くのは、2015年から2019年迄の総死者数の確定値です。

2015年→1290444人

2016年→1308158人

2017年→1340567人

2018年→1362470人

2019年→1381093人

上記のように一昨年迄の5年間は毎年、総死者数が増加しています。その流れから予測して2020年の総死者数は、特別な事情が発生していなければ、約1400000人位になっていたと考えられます。

次に2019年10月迄と2020年10月迄の年間総死者数です。

2019年10月迄→1147219人(確定値)

2020年10月迄→1132904人(速報値)

上記のように、2019年より2020年の方が14315人減少しています。まだ2か月分が不明ですから、最終的にはどうなったのかは今現在では分かりませんが、2か月で248189人(1381093人ー1132904人)の死者が出ているとは、過去の状況からみて考えられませんので、2020年の総死者数は2019年を下回る可能性が非常に高いと思われます(新型コロナウイルスで感染者が蔓延していても)。

こう書きますと、昨年は国民が様々な行動を我慢した結果の数値で有り、何もしなければ遥かに多くの人が亡くなっていた筈だとの声が出るのは当然だと思います。しかし、我慢しなかった時に死者数が、少なくなっていたのか、変わらなかったのか、2倍位になっていたのか、10倍以上になっていたのかは、誰にも分かりません。時間は一方通行ですから、選ばなかった選択肢の結果を検証する事は不可能です。ウイルス性感染症に罹らないようにするには、接触を避ける事も大事ですが、免疫力を高める事も大事な事です。行動を我慢して長い期間過ごすと、ストレスが溜まります。ストレスが免疫力を下げる事は事実ですから、ストレスで免疫力が弱くなり、新型コロナウイルスに感染して亡くなると言う考えも成り立ちます。

人間は無知な動物です。自分が無知であると同時に、自分以外の全ての人も無知です。そして自分の考えが全て正しいと錯覚して行動します。その事を弁えておれば、現状たかが年間数千人しか亡くならない感染症で、これ程大げさな反応をする事は無いと思っています。