前回の記事の続きです。2021年2月と2022年2月の人口動態統計(概数)から死因別に比較していきます。
死因 2021年2月 2022年2月 増減数
新生物(癌等) 30048人 31169人 +1121人
循環器系の疾患 30936人 36063人 +5127人 (心臓、血管、リンパ管等)
呼吸器系の疾患 14333人 16180人 +1847人 (気管支、肺等)
消化器系の疾患 4576人 5093人 +517人 (口から肛門まで続く器官)
腎尿路生殖器系の疾患 3982人 4403人 +421人
老衰 11769人 14923人 +3154人
不慮の事故 3436人 4248人 +812人
自殺 1617人 1469人 △148人
新型コロナ感染症 2159人 6507人 +4348人
その他 14780人 16939人 +2159人
合計 117636人 136994人 +19358人
新型コロナ感染判明者の死者数はyahoo画面の「国内の新型コロナ発生状況」内の死者数を足した数値が2022年2月は4855人でしたが厚生労働省の発表では6507人となっており1652人多くなっていますが理由は全く分かりません。
2016年以降各年の2月を比較して2022年2月が最も高い数値だった死因は新生物、循環器系の疾患、消化器系の疾患、腎尿路生殖系の疾患、老衰、新型コロナ感染です。その中で際立って高い数値だったのは、循環器系の疾患と新型コロナ感染です。循環器系の疾患には高血圧性疾患と心疾患(心筋梗塞、心不全等)、脳血管疾患(脳内出血、脳梗塞等)等が有ります。
呼吸器系疾患には肺炎が有り、肺炎の死者数も長期減少していましたが2月には+561人と増加に転じています。