ひとりの日本人として

2021年7月の人口動態統計(速報値)が出たので書いておきます。 その前に今年1月~8月の新型コロナウイルス陽性者の死者数を書いておきます。

2021年1月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は2261人です。

2021年2月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は2144人です。

2021年3月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は1280人です。

2021年4月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は1066人です。

2021年5月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は2817人です。

2021年6月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は1724人です。

2021年7月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は 410人です。

2021年8月にPCR検査で陽性になった人で亡くなられた人は 876人です。

陽性になった人全員が新型コロナウイルス感染者では無いという事と、亡くなられた人全員の死因が新型コロナウイルス感染とは限らない事を、念の為再度書いておきます。

 

それではここ6年分の総死者数(速報値)を比較の為に書いていきます。

        7月の死者数 1~7月の死者合計 前年8月~7月迄の総死者数

2016年   99737人   764964人   1300252人

2017年  102832人   792602人   1346650人

2018年  107452人   808701人   1368297人

2019年  106594人   813805人   1379869人

2020年  104849人   795807人   1375919人

2021年  112222人   841166人   1429903人 

・7月の死者数は昨年に比べて7373人増加しています。7月に新型コロナウイルス陽性で亡くなった人は410人ですから6963人増加分については原因は現在では分かりません。

・1~12月迄の年間の総死者数から見た7月迄の死者数の割合で比較していきます。今年の総死者数はまだ分かりませんから、今年の予想値(1420000人~1447352人)から一番少ない1420000人と一番多い1447352人で計算してみます。

2016年  764964÷1319012(年間死者数速報値)=57.99%

2017年  792602÷1352198(年間死者数速報値)=58.61%

2018年  808701÷1374765(年間死者数速報値)=58.82%

2019年  813805÷1393917(年間死者数速報値)=58.38%

2020年  795807÷1384544(年間死者数速報値)=57.47%

2021年  841166÷1420000(年間死者数予想小)=59.23%

2021年  841166÷1447352(年間死者数予想大)=58.11%         

新型コロナウイルス検査陽性者の死者数が多かった今年1~5月迄は、以前に書きましたように例年の死者数割合と比べて特出して増加していませんでしたが、新型コロナウイルス陽性者の死者数が激減(7月)したのに、例年より死者数割合が増えている現象が起きています。勿論、毎月の亡くなられた人全員にPCR検査をしていないでしょうから、亡くなられた人全体のPCR検査陽性者数は永遠に分かりませんが、現状の推移から予想しますと、今年全体の結果が年末以降に出ても驚くような数値(年間総死者数が1500000人以上になる等)になるとは考えられません。